情報筋によると、日本のバイヤーは第2四半期のアルミニウムプレミアム172ドル/Tに同意
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情報筋によると、日本のバイヤーは第2四半期のアルミニウムプレミアム172ドル/Tに同意

May 22, 2023

[東京 7日 ロイター] - 4─6月の日本のバイヤーへのアルミニウム出荷プレミアムは、日本と中国の需要低迷がロシアからの供給混乱の懸念を上回ったため、前四半期比2.8%減の1トン当たり172ドルに設定された。関係者5人が明らかにした。

この数字は1-3月期に支払われた1トン当たり177ドルよりも低く、2四半期連続の下落となる。 また、生産者による当初のオファーである195~250ドルよりも低い。 続きを読む

日本はアジア最大のアルミニウム輸入国であり、日本が四半期ごとに支払うことで合意した一次金属出荷に対するプレミアムが、基準となるロンドン金属取引所(LME)の現金価格を上回ってこの地域のベンチマークとなっている。

価格設定交渉に直接関与した情報源は、議論の機密性を理由に特定を拒否した。

そのうちの1人は日本の商社に勤務しており、保険料の下落はチップ不足に対処する自動車セクターの需要の弱さと、中国による半製品金属の輸出増加によるアジアでの供給の潤沢を反映していると述べた。

コンテナ市場が逼迫し、運賃が高いことも、金属をアジアからプレミアムがはるかに高いヨーロッパや北米に輸送することを困難にしている、と関係者は述べた。

中国は西側市場で拡大する供給ギャップを埋めるためにアルミニウムの輸出を増やしている。 続きを読む

リオ・ティント(RIO.AX)やサウス32(S32.AX)などの世界的サプライヤーと日本の圧延製品メーカーや商社は3月上旬に価格交渉を開始した。 ウクライナ侵攻に伴う制裁の結果、ロシアからの輸出が不透明だったため、協議は通常よりも時間がかかった。

ロシアは2021年の日本の一次アルミニウム地金輸入総額の17%、世界のアルミニウム供給量の6%を占めた。

電力価格の高騰による生産量の減少に加え、ロシアの出荷中断による影響への懸念から、アルミニウム価格は3月初旬に1トン当たり4,073.50ドルという過去最高値まで上昇した。

関係筋によると、ヨーロッパと米国の関税支払いの現物プレミアムは、それぞれトン当たり595ドルと880ドルに上昇しているが、アジアのスポットプレミアムは今年、1トン当たり110~170ドル程度で推移している。

別の関係筋によると、これまでのところロシアのルサール社は日本への出荷を維持しており、そのため世界のサプライヤーは当初の高額なオファーから撤退しているという。

しかし、別の関係筋は、「世界的な貿易業者がアジアの数カ所から一次アルミニウムを集め、より高いプレミアムを利用してバルク船をチャーターしてヨーロッパや北米に送っている」ため、アジアの供給が逼迫する可能性があると述べた。

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